更年期の症状で比較的耳にするのがのぼせやほてり、急に噴き出す大量の汗ですね。のぼせやほてりはホットフラッシュと呼び、最近では一般的に聞くようになりました。
大量の汗をかく更年期症状はスウェッティング
実は、大量の汗をかく症状はホットフラッシュではなくスウェッティングという別名があります。私の場合は、ほてりやのぼせは強くありますが、今のところ汗はあまりかきません。
若い頃から汗がかきづらい体質のせいかな・・・と思っていましたが、私のように汗をかかないタイプの人でも、更年期になってスウェッティングに悩まさせる女性も多いそうです。
昼間だけじゃない!寝汗で眠りの質にも影響が!
ホットフラッシュもスウェッティングも昼間だけ起こるわけではありません。就寝中にも起こることがあります。気温に関係なく寝汗をかいたりするので、夜中に何度も目が覚めたり、睡眠にも影響を及ぼします。
歳とともに睡眠の質は低下します。寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったり。そこに更年期の症状が加わって、睡眠障害を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
足りない女性ホルモンを補充! 更年期治療で改善することも!
スウェッティングもほてりやのぼせと同じように、自律神経の乱れが原因です。その根本原因はずばり!女性ホルモンの減少ですね。
低用量ピルやHRT(ホルモン補充療法)でエストロゲンを補うことで、更年期の辛い症状が抑えることが可能ですが、自律神経系の更年期症状は、これらの治療が効きやすいのです。
漢方薬は更年期障害におすすめ!
また、効果はゆっくりですが、漢方薬も効果が期待できます。更年期障害のおすすめの漢方薬を紹介します。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
- 柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)
漢方薬はそのひとの全体(体力など)をみて処方されます。本来は漢方に詳しい婦人科医に処方してもらうか、漢方薬局で体質をみてもらって服用することが一番ですが、薬局でも手に入るので、まず試してみたいと思う人は参考にして下さい。
その場合、少しでもおかしいと思ったときは服用を中止するか医師に相談しましょう。
自律神経を整えることで症状が軽減
更年期は自律神経失調症状が強く出ます。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると体のあちこちに不調が現れてしまうのです。女性はもともと自律神経が乱れやすいので、女性ホルモンのバランスが不安定になる思春期や更年期は特に気をつけたいですね。
自律神経に関する書籍はたくさん出ています。それだけバランスを崩している人が多いというわけです。このブログでも紹介していきたいと思っています。
急に噴出す大量の汗対策!外出時の事前準備
暑くもないのに顔がほてったりのぼせたりといったホットフラッシュは経験してみてわかったのですが、ものすごくつらい!そこに動悸まで加わったら横にならないと倒れてしまいそうです。
突然の大汗も驚きます。それが外出先など人目につく場所で起きたら精神的にも苦痛を感じてもしかたないです。それが原因で外に出るのも人に会うのも避けてしまうこともあります。
でも、仕事をしていたりどうしても外出しなければならない時もあります。それに、もったいない!女40代50代はまだまだウキウキすることがたくさんあります。おしゃれして友人とランチや、娘さんがいる人はショッピングも一緒に楽しみたいです。もちろん息子さんでも♪
外出時のポイント
いざというときに慌てないための事前準備です。参考にして下さいね。
温度調節しやすい服装で
重ね着がとにかくおすすめです。カーディガン、ショール、ストールなどを活用して暑くなったらすぐ脱ぎ着できる服装にしましょう。趣味の良い扇子もお助けグッズです。
通気性の良いデザインで
襟の詰まった服は避けましょう。少しゆとりのあるデザインがおすすめです。冬でもタートルネックはやめて、ストールなどで防寒を。
吸収性の良いハンドタオルを常備
ハンカチ類は多めに持ち歩きましょう。ウェットティッシュも便利です。余裕があればフェイスタオルも持ち歩いて化粧室などで使えますね。ガーゼのタオルであればかさばらずに携帯できます。
アロマスプレーを活用
アロマは直接脳に働きかけます。お気に入りの香りも良いですが、更年期におすすめなアロマがあります。
ペパーミント・・・ハンカチに1~2滴たらして香りをかぎます。すっきり爽快な気分にで心が落ち着きます。
セージには制汗作用と収れん作用があります。フローラルウォーターにして持ち歩くのもおすすめです。