暖かくなってきました。真冬の寒い時期は体も縮こまっているせいか、肩こりや関節痛にかなり悩まされました。今はそれほど体のギシギシ感はなくなりましたが、季節のせいか？それともアレが効いている？
このブログにも以前書きましたが、現在更年期障害対策として漢方薬の加味逍遙散（カミショウヨウサン）を飲んでいます。今日はその効果を途中経過としてお知らせしますね。
加味逍遙散（カミショウヨウサン）のおさらい
更年期障害対策の漢方薬としてファーストチョイスといわれている加味逍遙散ですが、その理由をまとめてみました。
配合されている生薬
白朮（ビャクジュツ）・茯苓（ブクリョウ）・甘草・当帰・芍薬（シャクヤク）・柴胡・牡丹皮・山梔子（サンシシ）・生姜・薄荷葉
パッケージには「更年期のイライラに」と大きく書いてあるのが目に付く商品ですが、実は月経異常はもちろん肩こりや頭痛、ホットフラッシュなど、女性の不定愁訴といわれる症状全般に効くのです。
ストレスによる心身の不調にも効果があることから、あえて特徴として打ち出しているのでしょうか？逍遙（ショウヨウ）とは、ぶらぶらと歩くことを意味するそうです。
あちこち移り変わる症状に対応することから名づけられました。
なるほど、更年期障害の症状緩和にぴったりです。余談ですが、娘は現在思春期に差し掛かり、女性ホルモンのバランスが崩れています。肌荒れ・アレルギー・便秘で受診したとき加味逍遙散（カミショウヨウサン）を処方されました。
こちらの記事も参考にして下さい↓
加味逍遙散（カミショウヨウサン）を撰んだ理由
端的にってしまえば手に入りやすくてファーストチョイスの漢方薬と言われているから、です。なんといっても更年期世代は忙しいのです！
ドラッグストアで購入できる
ほとんどの大手ドラッグストアには漢方薬コーナーがありますね。アピールポイントをお店もわかりやすく書いてくれていますが、そこだけ見ていると
更年期対策＝加味逍遙散（カミショウヨウサン）
という印象を受けてしまいます。別にそれでかまわないんですけどね。結局多くの場合まずは試してみようという漢方薬ですから。
体力の底上げが目的で加味逍遙散をチョイス
このところ、更年期症状で一番解消したいのが頭痛です。関節痛もつらいですけどね、我慢すればなんとななります。痛いですけどね！
頭痛をメインキーワードに漢方薬を選ぶとしたら違う選択になります。例えば偏頭痛には呉茱萸湯（ゴシュユトウ）、緊張型頭痛には葛根湯や釣藤散（チョウトウサン）といったチョイスになります。
でも、私はもともと頭痛もちというほどでもなく、頭痛の多くの原因は（いや、主原因）は女性ホルモンのバランスが崩れていることなので、まずそこを改善しようと思ったのです。
それに、すでにいろいろな更年期の不調が続き、体力が落ちています。疲れやすくなったし、なにより無理がまったくきかなくなりました。関節痛・腰痛・目の疲れなどひとつひとつは我慢できる範囲の不調でも、だらだら続きます。
まぁ、はっきり言ってからだも心もクタクタなわけです。
漢方薬を自己責任で飲むときの注意
漢方薬には合う合わないがあります。今は西洋医学の病院（これが一般的な病院ですね）でも漢方薬を処方されることが多くなりましたが、そのときも飲み辛さはあるかとかなり聞かれます。
漢方全般が苦手！という人は別にして、飲んだときの違和感のような感覚がある場合は合っていない可能性があるそうです。それに、同じ人が同じ漢方薬を飲んでいても、飲みづらくなってきたときは合わなくなっていることも考えられます。
漢方薬でも副作用はある
漢方薬も薬なので副作用がおこることもあります。その頻度は西洋薬に比べればずっと少ないですが、発疹や下痢・食欲不振・むくみなど現れたら副作用も考えられます。服用を中止すれば大抵おさまります。
飲み始めて１～２週間で目処をつける
自分に合っているかどうかは、１～２週間を目安にします。飲み始めてすぐに副作用やアレルギーが出たときはもちろんダメ！食欲が落ちたなど体調がダウンした場合はその時点で合わないと判断できます。
効果をみるには漢方的な考え方が必要ですよ。俯瞰でみる！からだ全体の調子が上向きになっていれば合っていると考えられるのです。
例えば、私の場合一番改善したいポイントは頭痛ですが、残念ながらすっきりなくなっていると断定できません。毎日しているわけではないので･･･。
ただ、肩こりや動悸・関節痛はかなり解消されました。それに体が以前より軽いと感じます。これ、かなり重要なポイントです。
現段階では加味逍遙散（カミショウヨウサン）は私の症状に合っているといえます。しばらく続けてみようと思っています。
