更年期を快適に乗り切る秘訣徹底調査!女の人生これからよ

40代になって急にあちこちに不調が出始めたら更年期症状かもしれません。卵巣機能が低下して女性ホルモンが激減する頃から始まる不定愁訴は個人差はあれど誰もが経験します。更年期を快適に乗り切ることは50代以降の人生を大きく左右します。目指せ!輝くアフター更年期。

更年期におすすめのハーブ!セントジョンズワートの薬効と感想

セントジョンズワートというハーブ、知っていますか?日本ではまだそれほど知名度は高くないハーブのひとつではないでしょうか?ヨーロッパではハッピーハーブと呼ばれています。

 

和名では西洋オトギリソウといいます。弟切草、耳にしたことはあるのでは?こちらは止血に効く薬草として知られていますね。

 

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セントジョンズワートの民間療法としての歴史

漢方薬の記事でも書いたように、人間と植物の歴史は古く、西洋でもハーブは古代から民間療法として活用されています。このセントジョンズワートも、古代ギリシャやローマの医師が、戦闘での傷の手当などに使ってきました。

 

また、心臓病や黄疸、赤痢、止血、泌尿器の病気、神経衰弱などさまざまな症状に処方されました。17世紀後半になると、アメリカの医療法ハーブに取り入れられ、傷や痛みには外用、神経衰弱やうつ病には内服薬として処方されました。

 

20世紀になって一時使われなくなりましたが、近年メディカルハーブが注目を集めるようになり復活を遂げたのですね。

 

穏やかな抗うつ作用で知られるハーブ

セントジョンズワートは、どちらかというと鬱に効くハーブと聞くことが多いのでは?その歴史が物語るように、ずいぶん古くから神経衰弱の患者に処方されてきました。

 

その薬効については、2009年に軽度から中程度のうつ病患者に臨床試験を行った結果、プラセボ(偽薬)を使った患者より症状が改善されたことから、軽度のうつ病には有効な治療法と認められています。

 

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PMS(月経前症候群)にも効果があるハーブ

重いPMSの治療には抗うつ剤が使用されますが、イギリスのエクセター大学でPMSの患者にセントジョンズワートを処方したところ、大多数の女性が不安やうつ状態が改善されたという報告があります。

 

ところで、なぜ更年期の症状改善にいいの?

さて、ではなぜセントジョンズワートが更年期の女性にもすすめられるか?ですね。キーワードはセロトニン!うつ病の治療薬として処方される理由もそこにあります。

 

うつ病とストレスは大きな関係があることは明確です。ストレスからくる精神的な不調は脳内の神経伝達物質の働きが悪くなることで起こります。

 

神経伝達物質でよく知られているのが、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどですね。

 

ドーパミンは運動調節やホルモン調節また意欲や快の感情を、ノルアドレナリンは神経を興奮させる物質でやる気や意欲を高めると同時に、恐怖や不安といった感情も起こさせます。

 

ノルアドレナリンは別名怒りのホルモン!ストレスホルモンなわけです。

 

ドーパミンとノルアドレナリンをコントロールするのがセロトニンです。幸せホルモンと呼ばれています。

 

セントジョンズワートの主成分であるヒペリシンはセロトニンを調整する作用があります。更年期にはセロトニンが不足しがちです。それは、エストロゲンが大幅に変動するからです。

 

更年期には体の変化が大きく、多かれ少なかれ不調を感じることがありますが、それを悪化させる最大の要因はストレスです。外的な要因だけでなく、神経伝達物質の影響という、自分ではなかなかコントロールできないことが原因にもなります。

 

セントジョンズワードは、うつ状態や沈みがちな気分を解消してくれるハーブ。更年期の心のゆらぎにぜひ試して欲しいハーブのひとつです

 

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セントジョンズワート配合のハーブティーを飲んでみた

みなさん、1日のうちにひとりだけのリラックスタイムを設けていますか?更年期世代は仕事に家事に、育児にも忙しい年代ですが、5分・10分のティータイムはぜひ持ってくださいね。

 

私は、朝娘を学校に送り出してから洗濯や掃除などの家事を済ませた後、なるべくティータイムを持つようにしています。お仕事をされている人は、家事を全部済ませた就寝前でも良いですね。

 

その日の気分でお茶をチョイスしています。先日、カルディでセントジョンズワートのティーパックを見つけたのでさっそく購入しました。

 

他のハーブも配合されているものなのですが、レビューします。

 

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ヨギティー オーガニックセントジョンズワート

原材料:有機セントジョンズワート、有機フェンネルシード、有機シナモン、有機スペアミント、有機ジンジャー、有機カルダモン、有機ラベンダー、有機フェヌグリークシード、有機クローブ、有機ブラックペッパー、甘味料(甘草)

 

内容量:16袋(2.25g/1P)

 

セントジョンズワートは癖のないハーブです。どちらかというと無味?この商品は他にもたくさんのハーブが配合されているので、味は・・・ちょっと不思議なかんじ。

 

スパイシーだけどそれほどパンチが効いているわけでもありません。ティーなので当たり前か。甘味料のせいか甘みはあるのですが、くどくはないのです。

 

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口に含むとまず甘み?と感じますが、スッとなくなります。でも、後味にはほんのり甘さの記憶が残るかんじ。飲んだあとはなぜかスッキリという、なんとも不思議な味わいです。

 

ハーブ独特の薬草っぽい香りや飲み口が苦手な人以外はあんがいイケると思いますよ。