更年期どまんなかで、いろいろな不調が出尽くした感のある50代であります。前兆として、自分の一番弱いところから不調が出始めて、更年期障害の代表とも言われるホットフラッシュを経験して「来たな・・・」と現実を直視!
あれやこれやと不調改善のために、食事を見直したり漢方薬やサプリを飲んだりしています。
現代のアラフィフってまだ妻業も母業も忙しい!
昔は人生50年といわれて、日本人の平均寿命は50歳でした。戦前までそうだったとか!?あんがい最近ですね。
でも、実感としてピンとこないのも事実では?実際私の祖父母は大正生まれで、どちらも90歳まで生きました。曾祖母も明治の女で74歳で亡くなりました。
ただ!一番違うなー、と思うのは
更年期には子育てが終わっている
ということ。大体みんな20代前半で子供を産んでいるし、子だくさんで35歳過ぎて出産しても、上の子が十分大きいから戦力になる。
私自身高齢出産なので、更年期の不調が出始めたとき娘はまだ小学生の低学年で、手がかかるし生意気になってきて精神的にもダメージが強くなってくる時期でした!
妻業は・・・結局昭和生まれは死ぬまで大変なんじゃ・・・と思いますが。夫の再教育ができれば悠々自適な老後が送れそうですけどね。
漢方薬を詳しく知ろうと漢方薬局に行ったら
体調不良が一番ひどかったときは寝込むこともしばしばありましたが、HRT(ホルモン補充療法)が受けられないので、やっぱり漢方薬を頼りました。
全体的には体調が上向きになったし、関節痛やホットフラッシュはかなり改善されました。今も継続して飲んでいます。
ただ、市販の漢方薬って自分で選ぶにはちょっとたいへん。漢方についての書籍を何冊か読んでみたけど、「証」をみて選ぶのが大切。
そこで、春先から漢方薬局に通ってます。今の漢方薬局はほとんどサプリメントなどいわゆる健康食品系のものを扱っています。
私も、ケイシブクリョウガンを飲んでいると言ったら、「それにプラスしてこれを飲むのが良いですよ」、とイチョウの葉をすすめられました。
その後、頭痛にわりと即効性があるという漢方薬を頓服っていうかんじですすめられて、「あ、来そうだな」と思ったら飲むようにしています。
その漢方薬はこちら。
清上蠲痛湯
(せいじょうけんとうつう)
すっきり改善というわけではないけど、すごく楽になったのは確かです。そんなこんなで、更年期の不調は「プチ」になってなんとかやり過ごせそうな感じになってきました。
そこで、以前からすすめられていたエクオールを飲み始めることにしました。
エストロゲンが急激に減少するのは紛れもない事実
私が通っている漢方薬局の薬剤師さんは、年配の温和な女性です。お母さんって感じの人。初めて相談に行ったときは、とにかく頭痛がひどかったのでその改善法がメインでした。
そのときも、「更年期を迎えた女性にはエクオールは飲んでいただきたいのよ」と言われていました。経済的な事情でこのときは買わなかったのです。
漢方での更年期治療とは?
ここで、ふと思い出したのが漢方薬を調べているときに読んだ本にも、そもそも漢方薬には更年期障害に対する処方はない・・・ということ。
血の道症と呼ばれる女性特有の症状に対してはたくさんあります。でも、女性ホルモンが無くなって出る不調に対して特記したものがない?
うろ覚えですが、漢方は古くから伝わる医療術ですが、記事の最初に書いたように人生50年、いえそれ以下の短い寿命の時代が長いです。ほとんどの女性が更年期を迎える前に寿命を終えていた?
漢方では女性の体は7年ごとにい変化していくとされています。東洋医学の教書とも言える「皇帝内経」にはこうあります。
- 7歳・・・歯が生え変わり、髪が長くなる
- 14歳・・・月経が始まって子が産めるようになる
- 21歳・・・体が成熟し、背丈も伸びきる
- 28歳・・・筋骨がしっかりし、髪の長さが極まり、身体が盛んになる
- 35歳・・・顔の色艶にかげりが出て、髪や頬のハリに衰えが現れる
- 42歳・・・顔がやつれ、髪に白いものが混じり始める
- 49歳・・・肉体が衰え始め、閉経する
ちょっと悲しくなりますが、今も昔も閉経は50歳くらいという事実は変わらないのですね。ちなみに男性は8年毎です。
人生80年と言われる現代の漢方での更年期治療は、不足していく女性ホルモンは体の自然な変化として、今ある不調を改善しながら全身のバランスを整えていく、というものです。
エクオールが本当に必要なのはアフター更年期のため
ところで、エクオールって何?という人のために簡単に説明します。
エクオールって?
一昔前まで更年期サプリは大豆イソフラボンと言われていました。
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと構造がよく似ているため、体内でエストロゲンと似た作用を持ちます。
その後の研究により、エストロゲン様作用を持つのは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分が、腸内でエクオールに変換されるからだと分かりました。
ここで問題が!すべての人がダイゼインからエクオールを産生できるわけではないのです。日本人女性の場合、その割合は5割と言われています。
欧米人はそれよりも少なく、さらに日本人でも若い人は同じように少なくなっているようですよ。それは大豆製品を食べなくなったからと言われています。
エクオールを作れるかどうかは、尿検査で調べられます。郵送でできるので興味のある人はやってみてくださいね。
以上のことから、最初からエクオールとして摂る方が効率が良いのですね。用量は指定された量を超えなければ問題ありません。これは、どんなサプリメントでもいえますね。
エクオール骨の健康を維持する
更年期はそのときあらわれる不調に目が行きがちです。それは急性症状といえるものですが、身体が大きく変化するということを自覚することが必要です。
エストロゲンが無くなった(ごくわずかになった)更年期以降は病気のリスクがぐんと高まります。特に、血管と骨は急激にもろくなります。
骨粗しょう症には2段階ある
閉経によってエストロゲンが急減すると、骨がもろくなります。骨は破壊と再生を繰り返していますが、エストロゲンの減少によって、骨を壊す作用に骨を造る作用が追いつかなくって、スカスカになってしまいます。これは閉経後骨粗しょう症といいます。
閉経後骨粗しょう症は閉経後10年~15年続きます。
閉経後の破骨細胞(骨を壊す作用)の暴走は収まってきますが、今後は加齢によって慢性のカルシウム不足が起こり、骨からカルシウムが流れ出すという緩やかな骨量の減少が続きます。これを老人性骨粗しょう症といいます。
寝たきりになる大きな原因に骨折があります。(もうひとつの大きな原因は血管系の病気です。)
サプリ全般にいえることですが、基本の考え方は足りないものを補うです。更年期になって不足したエストロゲンを直接補うわけではないけれど、エクオールは植物性エストロゲンとして効果が高いことが実証されています。
更年期サプリとして、やっぱり一番のおすすめはエクオールなのです。