最近、更年期の症状が気になってきたので、漢方薬を飲んだりサプリメントを調べたりしているのですが、先日お灸に挑戦してみました。
といってもセルフお灸です。
漢方医学では、経絡という概念があって、経穴(ツボ)を刺激することでさまざまな不調を改善するということは知っていましたが、セルフケアではツボ押ししかしたことがなかったのです。
初心者なので台座灸からスタート!薬局へGO!
事前の知識は、もぐさを円筒状にしたものに火をつけて・・・アチチチッ!
というのと、せんねん灸で有名な丸い台に紙に包まれたもぐさがセットされているお手軽なお灸くらいでした。
図書館でお灸の本を借りて、初めて こんなのもあるんだー と知ったお灸もたくさんあります。
たとえば、もぐさを直接肌に乗せるお灸も、有痕灸と無痕灸があります。有痕灸はもぐさが焼き切るまで乗せておくので痕が残ります。
反対に、現在一般に普及している知熱灸は熱感を感じたら取り除く方法で、痕が残りません。ただ、どちらも初心者がセルフケアで行うには敷居が高いのは確かです。特に有痕灸はむり!
初心者はやっぱり台座灸からです。薬局で売っています。
それなりに熱い!ソフトタイプから始めましょう
たいていのメーカーは、温度設定によってソフト・レギュラー・ハードに分かれているようです。
今回購入したのはせんねん灸。煙の出る普通のタイプでランクはソフトです。煙の出ないタイプや火を使わない太陽灸などもありますが、まずはスタンダードなもので。
実際にやってみて感じたのは・・・やっぱり熱い
台座が付いているので、じんわりくるだけだと勝手に想像していたのですが、やってみたら熱かった。ただ、飛び上がるほどではなく一瞬「あっ、来た!」という熱感があるのです。
もぐさが燃え切る寸前だと思います。燃え切ってから完全に冷めるまでそのままにしておきますが、その時が大事。3分から5分くらいは取らないようにします。
やってみたツボは基本の合谷と更年期におすすめの2箇所
まずは手の甲側にある「合谷(ごうこく)」から体感するのをおすすめします。説明書にも書籍でも、ここをすすめています。
合谷は腰痛や歯痛、便秘、顔のむくみなど広範囲に作用のある万能ツボです。それに、手の甲にあるので見つけやすいし、セルフでお灸もしやすいです。
ツボの見つけ方はこちらを参考にして下さい。
今回お灸をしたのは、合谷と関元、三陰交の3箇所。一度にたくさんは灸あたりを起こすので避けましょう。マッサージでよく言う揉み返しみたいなことです。
女性のツボとも言われる三陰交は押さえておきたいツボですが、効果を一番感じたのがが関元です。おへそから指4本分下にあります。
元気のツボで、疲れるとぺこぺこにくぼんでしまいます。
お灸を外した後も、じんわり腹部があたたかいのを感じました。元来冷え症ではなく、更年期を迎えた現在も、冷えでつらいと感じることはほとんどないのですが、しばらくお腹がポカポカしている状態はとっても心地よく感じました。
自覚症状がないだけで、やっぱり冷えているのかも?
と思いました。この関元へのお灸、おすすめです。