いざ自分が更年期と呼ばれる年代になってみて、改めて思いました。自分の体のことなのにきちんと知らなかったな・・・と。更年期のイメージって「なんだかだるくて家事をしたくない」「イライラして怒りっぽくなる」「大汗をかく」という感じでした。世間一般もそうじゃないかな?
更年期だと口にする女性がまわりにいなかった
私の身内の女性たち、血の繋がった人も叔父のお嫁さんなど、なぜかみんな女性系の病気で、自然な閉経を迎えた人がいないのです。一番参考になる母や伯母は、30代のうちに子宮を全適しています。その母親、私にとっての祖母もです。
月経がなくなっていたとしても、更年期は訪れます。3人とも卵巣は残してあるので、閉経というはっきりした区切りはなくても、ホルモンバランスの大きな変化はあったはずです。
思い返してみると、母が50歳くらいのときにいくつか不調があったのを聞いていました。その頃の母の体調面での悩みは、
- 帯状疱疹ができて痛い
- 血圧が高くなった
- 腰痛がひどくなった
血圧はもともと低いほうだったのですが、結局シニア期になって高血圧になってしまい、薬を服用しています。そんな母ですが、最近聞いてみました。
「更年期障害辛かった?」
「私全然なかったのよねー」
こう答えます。知らないって良いことなのかな?と一瞬頭をよぎりましたけど、骨粗しょう症にも悩まされていることを考えると予防できることはしたいので、やっぱり知識は持っておいた方がよいと思います。
40代後半、頭痛で寝込むことが増えた
私は、40才8ヶ月で出産しています。あと数年で更年期にさしかかる、いわゆるプレ更年期にチビ育児だったわけです。体力の衰えをひしひしと感じていたので、体の辛さは育児によるものだとのんきに思っていたことは確かです。
それでも、40代後半になって頭痛に悩まされるようになりました。それまでは、頭痛もちといわれる人に比べると全然頻度は少なかったと思いますが、それなりに「頭痛いな」と感じることはありました。でも、寝込むほどというのはほとんどありませんでした。
それが、寝ても頭痛が治らない、何日も続く、寝込んでしまうということが増えてきました。当時、夫が単身赴任で1ヶ月に1度、数日帰宅する生活をしていたのですが、なぜか夫が帰宅するときに限って寝込むのです。
娘はまだ小学校低学年で、母親がしなければならないことが多い時期でした。夫には申し訳なかったけれど、ピーンと張っていた気持ちが緩んだときに症状がひどくなっていたのかもしれません。母の無意識の母性のなせる業かも!
偏頭痛と緊張型頭痛では対処の仕方が違う
更年期の女性を悩ます頭痛には大きく偏頭痛と緊張型頭痛があるそうです。
- 偏頭痛-頭の片側だけズキンズキンと痛む
- 緊張型頭痛-頭全体が締め付けられるように傷む
私の場合、多かったのは偏頭痛です。これは女性に多い症状で、女性ホルモンのエストロゲンと大きく関係しているようです。月経前に頭痛がするのもそのせいです。
緊張型頭痛は、主に血行不良が原因です。長時間同じ姿勢ととっている人は要注意!女性はもともと血流が悪いことが多いです。更年期に増える理由は、自律神経が乱れて血流が悪くなることも要因です。エストロゲンとの関係はいまははっきりわかっていないそうです。
偏頭痛と緊張型頭痛は、起こる原因がちがうので、対処法も変わります。偏頭痛は体を動かすと悪化することがあるので、とにかく安静。その場合なるべく暗い場所が良いです。痛い場所を冷やすのも良いそうですよ。
緊張型頭痛は、軽度の場合は軽く体を動かして血流をあげると改善されます。普段から肩や首のこりをほぐすことも大切です。あの頃は偏頭痛が頻繁に起きていましたが、元来異常な肩こり症なので、今はこちらの頭痛もたまに起きます。
頭痛はつらいです。それまであまり使ってこなかったのですが、ここ5年くらいは鎮痛剤のお世話になることも増えてきました。朝、目を開けたときからズキン!とすると1日憂うつです。さあ、今日もストレッチ!ストレッチ!