更年期を快適に乗り切る秘訣徹底調査!女の人生これからよ

40代になって急にあちこちに不調が出始めたら更年期症状かもしれません。卵巣機能が低下して女性ホルモンが激減する頃から始まる不定愁訴は個人差はあれど誰もが経験します。更年期を快適に乗り切ることは50代以降の人生を大きく左右します。目指せ!輝くアフター更年期。

老け顔に見えるシミ、シワ、たるみ!更年期の肌トラブルの原因は?

更年期には心や体の不調がさまざまな形であらわれますが、肌にも変化が訪れます。鏡に映った顔を見て、しわやしみ、たるみが顕著に気になってくる人も多いはず。乾燥肌になる人も増えてきます。

 

恐ろしいことですが、更年期は美容面でもガタッと落ちる!

 

老化を止めることはできませんが、この時期に適切なケアをすることによって老化を遅らせることはできます。今回は更年期の肌トラブルの原因とケア方法を紹介します。

 

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更年期に増える肌トラブル!乾燥とエストロゲン

更年期になると肌の乾燥が気になってきます。かゆみを感じてかき壊してしまったりかぶれたりして肌トラブルに悩まされることも多くなります。

 

乾燥は全身の肌に!

肌の乾燥で悩まされるのは顔だけではありません。腕や脚、腰周りや背中など体のあちらこちらがカサカサしてかゆみを感じます。

 

肌が敏感になるので、下着の繊維やナプキンにもかぶれやすくなります。ひどくなるとしっしんやじんましんが出やすくなります。

 

乾燥肌になる原因は?

加齢に伴って皮膚の新陳代謝が低下します。ターンオーバーが上手くできなくなり、角質層が厚くなります。また、コラーゲンなども失われていくので肌の弾力がなくなり乾燥していきます。

 

更年期の乾燥肌対策は?

この時期に肌の乾燥する一番の原因は、エストロゲンの減少によるものです。低用量ピルやHRTなどでホルモン補充療法によってかなり改善されます

 

また、乾燥肌に刺激は禁物です。石けんで体を洗うのも2~3日に1度程度にし、十分泡立てた石けんで包み込むように手の平で優しくなでるように洗いましょう。

 

ほうれい線が目立ってきた!更年期の肌のたるみ

若いときはぴーんと張っていた肌も、年齢を重ねるとハリを失っていきます。特に更年期になると毛穴やほうれい線が目立つなど、顔のたるみは多くの女性が気になるところです。

 

更年期に一気に進むたるみ

更年期になるとエストロゲンが急激に減少します。エストロゲンは肌の弾力を保つ作用があります。エストロゲンの量が少なくなると、コラーゲンやエラスチンという繊維量が減少し、潤いや弾力がなくなっていきます。

 

ホルモン補充と食事で対策

減少したエストロゲンを補うことで肌の弾力を維持することが可能です。プレ更年期からは低用量ピル、更年期にHRTとホルモン療法をしていた人は若々しい肌を保っています。

 

バランスの良い食事が基本ですが、コラーゲンの多い食材を取り入れましょう。豚足、手羽先、鶏皮、軟骨、牛スジ、牛テールなどに多く含まれています。

 

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紫外線対策をしてもムダ?しみ・くすみと年齢肌

しっかり紫外線対策をしているのにしみやそばかすが濃くなってきたと感じるのが更年期です。顔のくすみが気になる人も多くなります。

 

メラニン色素が増える?

更年期にしみが増えたり濃くなったりするのもエストロゲンの減少が原因です。卵巣機能が低下し、指令通りに分泌がされなくなると脳が混乱を起こします。

 

その際、何度も性腺刺激ホルモン分泌しますが、同時にメラノサイト刺激ホルモンにも影響を与え、メラニン色素が増えてしまいます。そのため、紫外線対策をしていてもしみやそばかすができてしまうのです。

 

女性ホルモンの激変を抑える

できてしまったしみや黒ずみは女性ホルモンを補充しても解消することが難しく、女性ホルモンを活性化することはメラトニンを刺激してしまう恐れもあります。

 

しかし、女性ホルモンの分泌を安定させておくことは予防になります。ストレスや生活習慣の乱れは卵巣機能の低下を招きますので、ストレスケアは重要です。

 

紫外線対策とビタミンC

紫外線対策は今まで以上にしっかり行いましょう。UVクリームは下地として1年中使うようにしましょうね。

 

ビタミンCを積極的に取りましょう。しみ対策には1日1500mgが必要です。

 

更年期の肌はどう変化する?肌の悩みで多いのは?

乾燥、たるみ、しわと気になる肌の変化の原因と対策を紹介しましたが、更年期に肌がどう変化するのか詳しく説明します。

 

肌の老化三大要因

肌の老化を外側から進める要因は「紫外線」「酸化」「乾燥」です。更年期は皮膚そのものの老化によって水分や皮脂量が低下し、これらの刺激が加わることによって肌トラブルを引き起こします。

 

更年期の皮膚はどうなる?

更年期にはエストロゲンの減少によって肌の表面と内側にも変化が起こります。エストロゲン減少による影響をみてみましょう。

  • コラーゲンやエラスチンの減少で弾力性が失われる
  • 皮脂腺の働きが低下し潤いがなくなる
  • 皮膚細胞の働きも衰え新陳代謝が悪くなりはりや弾力がなくなる

 

しわは半数以上の人が悩んでいる

更年期の肌の変化に対する悩みで半数以上の女性が訴えているのがしわです。カラスの足跡と呼ばれる目尻の小じわは一番目に付きやすい変化です。

 

しわは皮膚の乾燥だけでなく、真皮が原因であることも少なくありません。繊維を形成するコラーゲンの量が減ったり質的に変化することによってしわやたるみが生じます。

 

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あきらめないで!更年期からの肌トラブル対策

肌の老化は止めることはできませんが、あきらめてしまったらどんどん進むばかりです。更年期だからこそ手間ひまかけてしっかりケアをし、いつまでも若々しい肌を保ちましょう。

 

年齢肌には保湿!

顔だけでなく体もしっかり保湿しましょう。入浴の仕方にも工夫して乾燥を防ぎましょう。


乾燥ケアの入浴法

  • ぬるめのお湯
  • 長風呂はしない
  • こすり洗いは禁物
  • 入浴剤は保湿成分のものを
  • 入浴後はすぐに保湿

 

体の健康が肌の健康

肌のことだけを意識せず、体の内面から健康になるよう生活を見直しましょう。規則正しい生活で十分な睡眠をこころがけ、ストレスをためないようにしましょう。喫煙は肌の老化を早めますので禁煙を。

 

肌をしっかりガードする

紫外線対策は1年を通して行います。紫外線は雨の日や曇りの日にも降り注いでいます。木陰にいても届いているので気をつけましょう。

 

また、冷たい風に長時間さらされても乾燥が進みます。外からの刺激によっても老化を早めるので着衣などで肌をしっかりガードしましょう。

 

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まとめ

更年期になるとしみやしわ、たるみ、くすみ、乾燥など肌の悩みや肌トラブルが増えてきます。鏡を見たときにしわやたるみを見ると急にふけこんだ気がして落ち込むこともあります。

 

この年代は肌が急に変化します。加齢による老化に加えて、女性ホルモンのエストロゲンの急激な減少によって、肌の弾力や潤いが失われていくからです。

 

肌の変化は自然なことで止めることはできませんが、正しいケアをすることで老化を遅らせることは十分可能です。同じ年代でも見た目の年齢に差が大きくなってくるのは更年期以降です。

 

エストロゲンの減少で起こる肌の変化と、更年期の肌トラブルの対策について紹介しました。いつまでも若々しい肌を保って更年期以降もいきいきと生活を楽しみましょう。