更年期を快適に乗り切る秘訣徹底調査!女の人生これからよ

40代になって急にあちこちに不調が出始めたら更年期症状かもしれません。卵巣機能が低下して女性ホルモンが激減する頃から始まる不定愁訴は個人差はあれど誰もが経験します。更年期を快適に乗り切ることは50代以降の人生を大きく左右します。目指せ!輝くアフター更年期。

更年期の睡眠トラブル!寝付きが悪い!不眠でつらいはなぜ起こる?

更年期になって「もしかして不眠症?」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。更年期になって、というより40代も半ばを過ぎた頃にいきなり眠りの質が変化する人が少なくありません。

 

健康な毎日を送るために睡眠は重要です。現代人はちょっとしたことで睡眠トラブルをおこしがちです。更年期は改めて睡眠について気を留める時期でもあります。

 

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歳とともに睡眠の質は落ちてくる?

年寄りは早寝早起きになる・・・よく言われますね。これは本当です。睡眠の質は年齢とともに低下していきます。ピークは20歳で、それ以降徐々に低下していきますが、40歳を境に急降下するとか!

 

高齢者が早起きになる理由は、メラトニンというホルモンの分泌が減少していくからです。メラトニンは眠りを誘発するホルモンで、松果体から分泌されます。

 

もうひとつ、眠りに大事なのが適度な疲労感です。子供は日中めいっぱい体を動かしているので、布団に入るとパタンと眠りに入っていけるわけですね。現代人は精神的な疲労はたくさんあるけれど、あんがい肉体的には疲れていないことが多いのです。

 

 更年期に増える睡眠障害とは?不眠症の4つのパターン

睡眠に関する悩みといってもいくつかパターンがあります。睡眠障害とは、不眠症を思い浮かべると思いますが、実はそれだけではなく日中にひどい眠気に襲われたりする過眠症や昼夜の体内時計が狂ってしまう概日リズム睡眠障害、睡眠時に呼吸にトラブルを抱える睡眠呼吸障害などが含まれます。

 

今回は更年期の悩みとして多い不眠症をまとめてみます。不眠症とひとことでいってもタイプによって4つに分かれます。

 

  • 夜布団に入ってもなかなか寝付けない→入眠障害
  • 途中何度も目が覚めてしまう→中途覚醒
  • 早朝に目が覚めてしまう→早朝覚醒
  • 熟睡(ぐっすり眠ったかんじがしない)できない→熟眠障害

 

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不眠症は国民病?60歳以上の3人に1人が悩んでいる!

睡眠リズムはストレスや不規則な生活によっても乱れます。現代人は仕事や家庭、複雑な人間関係などで質の良い睡眠をとることが難しくなっています。仕事上、どうしても規則正しい睡眠をとれない人も多いのが現状です。我が家の夫も夜勤のある仕事をしています。

 

さらに加齢によって眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりします。若いときのようにぐっすり眠れなくなった!という精神的なプレッシャーも感じてしまうのかも?

 

現代日本人の60代以上では、3人に1人が何らかの睡眠に関する悩みを持っているといいます。治療を受けている人の20人に1人が睡眠薬を服用しています。

 

私は大人になるまで祖父母と一緒に暮らしていましたが、祖母も睡眠薬を服用していました。そして現在母も睡眠薬のお世話になってます。

 

更年期に睡眠障害になる理由は?

40歳くらいから睡眠の質が急降下すると書きましたが、更年期の女性に睡眠トラブルが増える理由は別にあります。それは更年期障害が要因となっていることも少なくありません。

 

更年期の症状、たとえば冷えや動悸で寝付けなかったり、急なのぼせや頻尿で何度も目を覚ましてしまったりと、女性ホルモンが不安定になることで出る症状が原因で睡眠トラブルを起こしてしまうことがあります。

 

体調面だけでなく、更年期には精神的にも不安定になるので、よけいに不眠症になりやすいのです。

 

 更年期睡眠障害の治療は?HRTと向精神薬等

寝つきが悪い、不眠といった症状が続くと疲れやすくなり、日中もだるくイライラしたり思考力が鈍ったりといった弊害が出ます。更年期障害が重症化してしまう恐れもあります。我慢しないで医師に相談しましょう。

 

ホルモン補充療法で症状緩和も

不眠が更年期障害によるものの場合は、更年期の治療をして解消されることも多いです。本格的に卵巣機能の低下がみられないプレ期であっても、睡眠に関するトラブルは起きがちで、これも女性ホルモンと関係が深いのです。まずは婦人科で相談することが賢明です。

 

場合によっては精神科で診てもらいましょう

婦人科でも診断によっては睡眠薬など向精神薬を使うこともありますが、場合によっては精神科をすすめられることがあります。

 

治療と並行して生活習慣の見直しがたいせつ

向精神薬はたいていよく効きます。でも、ずっと薬に頼っていることは避けられるものなら避けたいですよね。不眠のもとになっているストレスや生活習慣を見直すことがたいせつです。

 

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更年期だから見直そう!ポイントは3つ

私自身は今のところ不眠症で悩むことはありません。もともと布団に入ったら5分で入眠という家族からうらやましがられるほどです。

 

ただ、やはり母業妻業はなかなか自分の思い通りの睡眠パターンを作るのが難しいです。日によっては睡眠が足りてないな、と思うこともあります。

 

家族暦としてシニア期になったら不眠で悩む可能性が無きにしも非ずですが、今心に留めている眠りに関するポイントがありますので紹介しますね。参考になるかならないか、一抹の不安はありますが。

 

  1. 眠りが浅くなるのは当たり前
  2. 眠かったら昼間でもうたたねする(5分でも可!)
  3. 眠らなきゃ!という強迫観念は横に置いておく

 

安眠傾向の強い私ですが、それでも布団に入ってなかなか眠れない、気持ち的には朝まで全然眠れなかった!という経験もあります。(本人が眠っていないと思ってもたいてい少しは眠っています)

 

そんなときは本当に辛いです。気持ちが焦ってきます。でも、1日くらい寝なくても死なないし、翌日本当に辛かったら仕事中でも仕事を早退するなりすれば良いくらいの気持ちでいます。布団に横になって体を休めているだけでも大事だ、と開き直ります。

 

でも、明日しなきゃならないことがあるし・・・という状況であっても、自分の健康(心身の)と引き換えにしてまで大切なことなのかどうか、じっくり吟味します。そういったことも含めて、更年期というのはいろいろなことを見直す時期といえるのではないでしょうか?